IJCAD 2020 .Net サンプルの作り方。
ソースコードは次のようになります。
- Visual Studio 2019 とか使います。
- ファイル→新規作成→プロジェクトから、クラスライブラリ(.NET Framework)を選択します。C#とVB.Netはお好みで選んでください。
- 参照設定を行います。次の2つのファイルを参照します。
C:\Program Files\ITJP\IJCAD 2020 PRO\gmap.dll
C:\Program Files\ITJP\IJCAD 2020 PRO\gmdb.dll
追加したら、ローカルにコピーしない設定に変更します。 ソースコードは次のようになります。 ビルドしてください。.Net Framework のバージョンは、4.8 にする必要があります。 NETLOADコマンドでロードすれば、コマンドを実行できるようになります。
using GrxCAD.ApplicationServices;
using GrxCAD.DatabaseServices;
using GrxCAD.EditorInput;
using GrxCAD.Geometry;
using GrxCAD.Runtime;
using GrxCAD.Windows;
using CADApplication = GrxCAD.ApplicationServices.Application;
using CADException = GrxCAD.Runtime.Exception;
namespace CSSample1
{
public class Class1
{
[CommandMethod("CSHELLO")]
public void cmdCSHello()
{
CADApplication.ShowAlertDialog("Hello");
}
}
}
ポイントは、
- コマンドを定義するクラスは public クラスにしないと、IJCADから呼び出すことができません。
- コマンドは CommandMethod 属性でコマンド名と実行フラグを与えます。引数、戻り値のない public な変数にする必要があります。
- 名前空間は、GrxCAD.ApplicationServices などになります。AutoCADの場合は、Autodesk.AutoCAD.ApplicationServices などです。
- ApplicationクラスとExceptionクラスが名前の衝突を起こすのを避けるために、CADApplication、CADException と再定義するのはおすすめです。
- ApplicationクラスのShowAlertDialogは警告メッセージボックスを表示する関数です。