2021年1月5日火曜日

定義されているシンボルをテキストファイルとして書き出す

AutoLISP (他、AutoCAD 互換CADのLISP)で、定義されているシンボルをテキストファイルとして書き出します。 


(defun list-all-symbols ( / file fd ls )

  (setq file (getstring T "filename: "))

  (setq fd (open file "w"))

  (foreach it (atoms-family 0)

    (princ it fd) (princ "\n" fd) 

  )

  (close fd)

  (terpri)

)

実行

コマンド: (list-all-symbols )

filename: c:\temp\ijcad.lst

テキストファイルは1行1関数(変数、オートメーションの定数、etc.)になります。

 用途

シンボルの衝突(コンフリクト)がおきていないかチェックするとか

隠し機能を探すとか

関数の説明

atoms-family によって、現在登録されているすべてのシンボルのリストを返します。

type 引数が 0 のときはシンボルのリスト、1のときは文字列のリストになります。

open princ close は、データをテキストファイルとして出力する方法です。

open 関数がファイルをオープンし、戻り値の ファイル識別子を、princ 関数や close 関数に渡すと、開いたファイルへの操作になります。


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