2026年4月4日土曜日

VSCode で ARES のアプリケーション開発(2)

ARESの設定

VSCodeをARESのデバッガとして利用するには次の設定を行います。

  1. OPTIONSコマンドで、オプションダイアログを開きます。
  2. 「システムオプション」の「LISPデバッガー」を選び、「デバッグの有効化」をチェックします。

  3. オプションダイアログをOKで閉じて設定を保存し、ARESを再起動します。
  4. VSCodeやLISP Extensionがインストールされていなかったら、インストールするように指示されます。

デバッグの開始

VSCodeでソースコードを記述し、ソースファイルを C:\Temp\Hello.lsp として保存します。

実行メニューのデバッグの開始を選ぶと、コマンドパレットが表示されて、"Graebert Lisp Debugger: Attach" と "Grabert Lisp Debugger: Launch" が表示されます。アタッチは起動中のARESでコードを実行します。Launch は ARES を起動してコードを実行します。

アタッチを選ぶとリストから起動中のARESを選択できます。
デバッグコンソールにプログラムロード成功という表示がでました。

ARES側でAPPLOAD[アプリケーションのロード]コマンドでソースコードをロードします。
ARES側で定義した LISP コマンド LSPHELLO を実行します。
VSCode側で、LISP コマンドの入り口で止まります。
1行目の家形はコードの実行位置です。
2行目の赤い丸はブレークポイントです。
ツールバーのボタンは左から
実行(F5) は処理の終わりまたはブレークポイントまで実行します。
ステップ実行(F10) は次の行まで実行します。
ステップイン(F11) はユーザー定義関数の中に入ります。
ステップアウト(Shift+F11) は現在の関数の最後まで進み元の関数の次の行で止まります。
再起動 (CTRL+F5)は処理を再開します。
切断(SHFT+F5)は処理を中止します。
F5キーにより、ブレークポイントで止まりました。

さらにF5キーを押すことでLISPコマンド LSPHELLOは終了しました。

ブレークポイントで停止

エディタで vla-AddCircle ポインタの行(38行目)にブレークポイントを設定します。
エディタとARESそれぞれにプログラムをロードさせたのち、ARES側でLISPコマンド ADDCIRC3 を実行します。
中心と半径を画面上で取得したのち、ブレークポイントで処理が止まります。


デバッグコンソールに変数名 app doc spc などを入力すると、それぞれ IAcadApplication 型のCOMオブジェクト、IAcadDocument 型のCOMオブジェクト、IAcadModelSpace 型のCOMオブジェクトが格納されていることがわかります。
また、左側のParameters (引数) のノードを展開すると、これから実行しようとする関数と引数(もしくは式)と、戻り値が表示されます。

ステップ実行[F10]で関数一つずつ処理をするか、実行[F5]キーで最後まで実行した後に、画面をARESに切り替えると、円を描いたことがわかります。






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